胚盤胞のグレードとは?【写真比較】
こんばんは。アラフォー主婦わん丸です。
今日は、胚盤胞のグレードのお話です。
初期胚でのグレードや胚盤胞でよく見る、4ABや5BBなどはどうやって評価されているか?
ちょっと調べてみました。
初期胚のグレード
初期胚の評価は「Veeckによる分類」で行います。
以下の表はクリニックでもらった資料です。
初期胚はG1〜G5で評価され、フレグメンテーションの有無で決まるようですね。
胚盤胞のグレードの評価
(例)4AB
・4とは胚盤胞のステージのこと
・Aとは内部細胞塊(胎児になる細胞)の評価
・Bとは栄養外胚葉(胎盤になる細胞)の評価
この数字の胚盤胞のステージ評価は
Blast(1):初期胚盤胞
Blast(2):胚盤胞(内腔が少しある)
Blast(3):完全胚盤胞
Blast(4):拡張胚盤胞(透明帯を薄く押し上げている状態)
Blast(5):孵化中胚盤胞
Blast(6):脱出胚盤胞
凍結するときはこの3〜4が多いと思います。
移植で融解すると、5の孵化するところまで育った胚盤胞を移植したなどの記事も読んだことがあります。
また、この3〜4の胚盤胞になるまでに約5〜6日かかります。
5日目の方が良好胚のようですが、6日目胚盤胞でも妊娠した記事はたくさん見ました。
あとは、数字の後ろのABCの組み合わせですが、クリニックでもらった資料はこちらです。
私が今回の採卵で採れた胚盤胞のグレードは
【5日目胚盤胞】
4AA × 2
4AB × 1
4BB × 1
3AA × 1
【6日目胚盤胞】
4BA × 1
でした。
ちなみにその胚盤胞の写真がこちら
↓
グレードを写真で比較してみる
どの胚盤胞がどのグレードか説明は受けていないので、あくまでも私の予想です。
まず、日付から分かるのは6です。ひとつだけ、6日目胚盤胞なので、
6は4BAです。
次に、2は他の胚盤胞よりも小さいのでBlast3の完全胚盤胞だと思います。よって
2は3AAです。
残りの1、3、4、5ですが、これらが4AA、4AA、4AB、4BBになりますが、
全部似た感じですよね。強いて言えば、4と5が4AAのような気がします。
(この胚盤胞のグレードは、施設や培養士さんの判定にも差があると思いますのでこの写真が絶対ではありません。)
これらの写真を見て上記の表と比べると、ちゃんと胚盤胞になってるのがわかりますが、私が2月に移植した時の4BB胚盤胞はこれでした。
↓
移植直前の融解胚なので、少し変形しているのかもしれませんがお世辞にも綺麗な胚盤胞とは言えませんよね。
受精卵→2細胞→4細胞→8細胞→桑実胚→胚盤胞と育っていきますが、これは胚盤胞と言うより桑実胚のように見えます。
凍結胚を融解すると、拡張や収縮を繰り返すそうですがこの写真も、もしかしたらその過程途中だったかもしれません。にしても胚盤胞には見えないですが。。。
この写真をみた時は、妊娠できる気がしないと直感で思いました。実際にその直感は当たっていて、前回の移植は残念な結果になりました。
胚盤胞のグレードと妊娠率
初期胚についてはG1やG2が良好胚と言われ妊娠率は高く、胚盤胞についてはAA、AB,BA,BBくらいまでが良好胚のようです。(ABよりBAの方が良いみたいですよ。)
5日目胚盤胞と6日目胚盤胞ではやはり5日目胚盤胞の方が、妊娠率は高いようです。
クリニックによっては妊娠率をホームページに載せている施設もありますが、グレードまで細かく書いてあるところは見つけられませんでした。
クリニックによっては、年齢別や初期胚、凍結胚盤胞と大まかに分けて成績を載せているところが多かったです。
病院選びで悩んでいる方は、一度ホームページで確認してみると良いと思います。
今回、私の採卵した写真を載せて見ました。参考になればしてみてください。